ミソガワソウ

最終更新日
2017/11/19
●学名
Nepeta subsesilis
●科名
シソ科イヌハッカ属
●花期
7月〜8月
●生育地

北海道、本州(紀州地方以北)、四国(愛媛)に分布し、亜高山帯の草地や深山の河原などに生える多年草。群生することが多い。

●特徴

茎は四角形で高さ0.5〜1mになり、細毛がある。葉は対生し、長さ2〜10mmの葉柄があり、広卵形または広披針形で長さ6〜14p、幅2.5〜8p、鈍い鋸歯があり、両面にまばらに毛が生える。茎の上部に花穂をつくり、紫色の唇形花を開く。花冠は長さ2.5〜3p、筒部が長く、下唇は3裂し、中央裂片に紫色の点がある。稀に白色もある。萼は細く裂ける。
葉をもむと香りがするが、あまり良い香りではない。

●写真集
ミソガワソウ ミソガワソウ 栂池自然園
●育て方

春・秋は日当たり、夏は半日陰で管理する。
赤玉土・硬質鹿沼土・富士砂の混合土などで植え付ける。
丈が高くなるので鉢植えより庭植えに向き、日当たりと水はけの良い所へ植える。多湿の場所だと花付きが悪くなる。

●近縁種

イヌハッカ (英名キャットニップ。ハッカに似た香りがあり、猫が好む。)

●和名

味噌川草。和名は木曾川の支流、味噌川付近に多かったためではないかといわれる。

●参考図書
山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)