ラショウモンカズラ

最終更新日
2016/02/16
●学名
Meehania urticifolia
●科名
シソ科ラショウモンカズラ(ミーハニア)属
●花期
4月〜5月
●生育地

本州、四国、九州と朝鮮半島、中国に分布。 山地の林内の湿った場所や渓流 沿いに生える多年草。

●特徴

高さ約20cm。葉は三角状心形で、縁に粗い鋸歯があり対生する。花が咲く茎とは別に走出枝を出し、花が終わると勢いよく伸びて、この茎から翌年花茎を出す。

●写真集
ラショウモンカズラの花ラショウモンカズラ  春の野山

●育て方

春・秋はよく日に当て、夏は半日陰で管理する。乾いたら充分に潅水し、肥料は有機質肥料を春・秋に置き肥する。

株分けは2〜3年ごとの3月頃か10月頃に行い、用土は赤玉土・硬質鹿沼土の混合土を用いる。増殖は株分けか、伸びた走出枝を切って挿す。

庭植えにも適し、湿り気のある木漏れ日の射す程度の半日陰へ植え付ける。

●近縁種

オチフジ (兵庫県に分布。白花。葉に美しい褐色の斑模様が入る。)

●和名
羅生門葛。花の形を、渡辺網が羅生門で切り落とした鬼女の腕にたとえたことからの名。
●参考図書
日本の野草(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)