マルバルコウソウ

最終更新日
2018/06/19
●学名
Ipomoea coccinea (マルバルコウソウ)
●科名
ヒルガオ科サツマイモ属
●花期
8月〜10月
●生育地

熱帯アメリカ産のつる性の一年草で、主に中部地方以西に帰化している。

●特徴

葉は互生し、卵形で先はとがり、基部は心形。花は朱赤色で中心部は黄色。花冠は直径1.5〜2pで、上から見ると五角形。

葉は羽状に深裂する。花冠は紅色で5裂し、星状で径約2cm、花筒は細長い。白色の品種もある。雄しべ、雌しべともに花冠よりとび出す。

ルコウソウの仲間で日本に知られているのは、ルコウソウ(ホソバルコウソウ)、マルバルコウソウ、ハゴロモルコウソウ(モミジバルコウソウ)の3種。葉の形で見分ける。

●写真集

マルバルコウソウの花マルバルコウソウ 秋の野山

●育て方

一年草として栽培され、初夏に日当たり、排水の良い場所に種子を播いて育てる。

●近縁種

アメリカン・ブルー (アメリカからアルゼンチンに分布する多年草または低木。半つる性。)

 

コヒルガオ (日当たりのよい草地や道ばたに普通に生える蔓性の多年草。)

ハゴロモルコウソウ (ルコウソウとマルバルコウソウの交雑種といわれる。葉の裂片の幅が広いもの。)

ヒルガオ (日本各地に分布し、日当たりのよい野原や道ばたなどに生える蔓性の多年草。)

ルコウソウ (心臓形の葉、紅黄色、五角形の花冠をもつ。)

●花言葉

おせっかい、多忙

●和名
丸葉縷紅。縷とは細い糸のこと。葉が糸状で紅色の花が咲くことからつけられた。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)