シャクヤク・芍薬

最終更新日
2018/03/06
●学名
Paeonia lactiflora
●科名
ボタン科ボタン(パエオニア)属
●花期
初夏
●生育地
東アジア、シベリア原産の多年草。
●特徴

古い時期に中国から薬草としてもたらされた。花はボタンに似て豪華で見応えがある。

●写真集

アズマシャクナゲシャクヤク 庭の春

●育て方

秋に植える。夏に西日の当たらない、肥沃で水はけの良いところが適地。繁殖は株分け。

●近縁種

ボタン (中国原産の落葉低木。)

ヤマシャクヤク (山地に生える高さ30〜60pの多年草。)

●和名
芍薬
別名:カオヨグサ(貌佳草)、エビスグサ(夷草)
●花言葉
恥じらい、謙遜、清浄、威厳
「立てば芍薬、座ればボタン、歩く姿は百合の花」。この言葉にあるように、シャクヤクは昔から美人の代名詞の一つです。花言葉の「恥じらい」、「謙遜」の由来は、夕方になると花を閉じてしまう性質から、はにかみ屋の妖精がこの花の中に隠れたら花ごと赤くなったというイギリスの民話から、英語の慣用句「blush like a peony」(シャクヤクのように顔を赤らめる)からなど諸説あります。また、英名の「Chinese peony」のpeonyは、ギリシャ神話に登場し、この花の根で黄泉の国の王の傷を癒したという医師Paeon(ペオン)にちなんだものです。
●参考図書
日本の野草(山と渓谷社)、花と木の名前(主婦と生活社)、美しい花言葉・花図鑑(二宮孝嗣著 ナツメ社)