バイモ

最終更新日
2018/11/10
●学名
Fritillaria verticillata var.thunbergil
●科名
ユリ科バイモ属
●花期
4月〜5月
●生育地
中国原産で江戸中期に渡来した。
●特徴

鱗茎は球形で、白色の鱗片2からなり、茎は直立して高さ30〜60pになる。葉は広線形で無柄、先は細くなりときには巻く。花は上部の葉腋から短柄をもって下向きにつく。外側に緑色条紋が入り、内側には無色網目脈がある。

漢方薬として、奈良、鳥取両県で栽培される。

●写真集

バイモバイモ 星野自然村

●育て方

北風や霜に弱いので注意が必要だが、露地で栽培できる。植え替えは休眠中の10月がよい。球根は分かれてふえるので、植え替えればよい。

●近縁種

アワコバイモ (四国に分布。葯の色は紫褐色。すき間のある釣鐘状の花。)

コシノコバイモ (静岡県、北陸地方、福島県などの山地の日陰に生える多年草。)

クロユリ (中国原産で、花は淡緑色で釣鐘に似ている。薬用植物。)

ホソバナコバイモ (本州の中国地方、四国、九州にまれにみられる、網目模様がない。)

●和名
別名アミガサユリ。
●参考図書

園芸植物(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)