ベニバナイチヤクソウ

最終更新日
2016/06/11
●学名
Pyrola asarifolia ssp. incarnata
●科名
ツツジ科イチヤクソウ属
●花期
6月〜7月
●生育地
北海道、本州の中部地方以北に分布し、亜高山針葉樹林帯の林内に生える多年草。群生することが多い。
●特徴

地下茎が長く横に走る。葉は根ぎわに2〜5個つき、長い柄をもち、広楕円形で長さ3〜4.5p、幅2〜3.5p、目立たない鋸歯がある。高さ20pほどの花茎をつくり、多数の桃色の花をつける。花冠は直径1.3pほど。花茎は赤みを帯びる。

●写真集

ベニバナイチヤクソウベニバナイチヤクソウ 栂池自然園

●育て方

しっかりとした葉があり、栽培可能に見えるが、本種は腐生植物に含まれ、栽培困難といわれる。

●近縁種

イチヤクソウ (山地の林内のやや高いところに生える腐生植物。)

ギンリョウソウ (暗い樹林下の湿った腐葉土に生える。葉緑素を持たない腐生植物。)

●和名
紅花一薬草。
●参考図書
山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)