ホトケノザ

最終更新日
2018/01/13
●学名
Lamium amplexicaule
●科名
シソ科オドリコソウ属
●花期
3月〜6月
●生育地

東アジア、ヨーロッパ、北アフリカに広く分布する越年草。日本では本州、四国、九州にの道ばたや畑地に生える多年草。

●特徴

四角形で下方から多数分枝し、高さ10〜30cmになる。葉は半円形で、長さ・幅ともに1〜2cm、鋸歯があり、下部のものは葉柄があるが、上部の葉は茎を抱き対生する。上部の葉脈に紅紫色で約2cmの唇形花を数個ずつ輪生する。通常の花より小さく、つぼみのまま結実する閉鎖花が多数混じる。

春の七草の一つにホトケノザがあるが、この花のことではなく、コオニタビラコというキク科の草のことである。有毒、食用にならないので注意。

●写真集

ホトケノザの花ホトケノザ冬 野山の冬

ホトケノザの花ホトケノザ 野山の早春

●育て方

通年よく日の当たる場所で管理し、灌水は1日1回を目安に十分与える。

肥料は置き肥をする程度でよい。

丈夫な草で、用土は特に気にしなくてもよく育つ。例として用土は赤玉土を2〜3割混ぜ、浅鉢に植え付ける。

増殖は実生で、秋にタネを採り播きして殖やす。

●近縁種

オドリコソウ (野山の道ばたや雑木林の縁などに群生する多年草。)

ヒメオドリコソウ (ヨーロッパ原産の帰化植物。)

マネキグサ (花がまねき猫の手のような形をしているので招き草と呼ぶ。)

●和名
仏の座。和名は半円形の葉が茎を取り囲んでつくようすを蓮華座(れんげざ)に見立てたもの。
別名サンガイグサ。
●参考図書
園芸植物(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房) 、里山さんぽ植物図鑑(宮内康之監修、成美堂出版)、