イワイチョウ

最終更新日
2016/06/01
●学名
Nephrophyllidium crista-galli ssp.japonicum
●科名
ミツガシワ科イワイチョウ属
●花期
7〜8月上旬
●生育地
北海道・本州(中部地方以北)の亜高山の湿原などに生える多年草。
●特徴

地下茎は太く横たわり、ひげ根を下ろす。根生葉には長い柄があり、葉は長さ・幅とも3〜10pの腎臓形で厚く、先はゆるくへこみ、表面には光沢があり、縁には細かな鋸歯がある。7〜8月に高さ20〜40pの花茎を伸ばし、星形をした白色5弁花を咲かせる。

●写真集
イワイチョウイワイチョウ 栂池自然園

●育て方

風通しの良い日当たりで管理する。

毎日充分に潅水し、水切れに注意する。

肥料は定期的に薄い液肥を与える。

赤玉土・鹿沼土の混合土などで中深鉢に植え付ける。

増殖は株分け・実生による。栽培の難しい品種である。

●近縁種

ミツガシワ (山地の湿地、沼に生える多年生の水草。)

●和名
岩銀杏。葉形がイチョウに似て、岩のある場所に生えることから名づけられたというが、湿原に多いことからミズイチョウの別名もある。
●参考図書
山草図鑑(栃の葉書房) 、高山に咲く花(山と渓谷社)