イワナシ

最終更新日
2016/06/04
●学名
Epigaea asiatica
●科名
ツツジ科イワナシ属
●花期
5月〜6月
●生育地
北海道・本州(日本海側)に分布し、亜高山の樹林内や傾斜地に生える常緑の小低木。 日本固有種。
●特徴

高さ10〜20pで、茎は低く地に伏してはう。葉は互生して長楕円形で縁に褐色の刺毛があり、葉の表面は濃緑色で光沢がある。裏面は淡黄色で中筋に褐色の細かい毛が生える。5〜6月に長さ7〜12oの淡紅色の鐘状小花を咲かせる。

●写真集

イワナシイワナシ〜尾瀬

●育て方

栽培の難しい植物。夏は半日陰、それ以外は日当たりと風通しの良い場所で育てる。
施肥は春・秋に2〜3回、薄い液肥を与える。
植え替えは2〜3年に1回、芽が動く前に行い、用土は全部落とさないことが大切。
水はけ良く硬質赤玉土・硬質鹿沼土または軽石の混合で植える。
殖やすには、植え替え時の株分けか春の挿し芽が良い。

●近縁種

日本にはイワナシ一種のみが生育する。

●和名
岩梨。
●参考図書
山草図鑑(栃の葉書房)