ムシトリスミレ

最終更新日
2021/08/14
●学名
Pinguicula vulgaris var.macroceras
●科名
タヌキモ科ムシトリスミレ属
●花期
7月〜8月
●生育地

北海道・本州(中部地方以北)・四国の亜高山〜高山帯の湿地や湿った岩場に生える多年草。

●特徴

花茎は高さ5〜10cm、茎頂にスミレに似た唇形花を開く。分枝しない。花冠は青紫色で長さ1.5〜2.5cm、スミレに似ている。葉は長楕円形〜長卵形で縁が内側に巻き、表面には小さい腺毛があって消化酵素を含んだ粘液を分布し、虫を捕らえて消化吸収する食虫植物。

●写真集

ムシトリスミレムシトリスミレ〜白馬八方尾根

●育て方

風通しの良い日当りか半日陰で管理し、冬は棚下や無加温のフレームで保護する。
腰水で灌水するが、根が直接水につからない程度にする。
用土はミズゴケ単用か、ケトを混ぜて山形に盛って植え付ける。
増殖は休眠期に越冬芽を切り離して植え付ける。

●近縁種

コウシンソウ (栃木県(庚申山・日光男体山・女峰山)の岩壁に生える。栽培困難種。)

●和名
虫取菫。
●参考図書
山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)