オニシモツケ

最終更新日
2017/07/12
●学名
Filipendula camtschatica
●科名
バラ科シモツケソウ属
●花期
7月〜8月
●生育地

北海道、本州(東北地方、関東〜中国地方の日本海側)、奈良県に分布し、低山帯〜亜高山帯の湿った草地y谷川のほとりに生える多年草。

●特徴

高さ0.5〜2m。花は白色、直径6〜8mm、花序に粗い毛が密生する。託葉は草質、半心形。頂小葉は直径15〜25cm、掌状に3〜5裂。側小葉はごく小さい。

●写真集

オニシモツケオニシモツケ 栂池自然園

●育て方

風通しの良い日当たりで管理する。

灌水は多めに与えるが、くれぐれも過湿は厳禁。

肥料は有機質肥料に骨粉を加えて与える。

鹿沼土に軽石を混合して、中深鉢に植え付ける。

増殖は挿し木が良い。庭植えでもよく這える。

●近縁種

アカバナシモツケソウ (本州中部の山岳地帯に分布。花色が濃く、痩果に縁毛をもつ変種。)

エゾノシモツケソウ (北海道に分布。山地に生える。淡紅色の小さな花を散房状に多数つける。)

ウスゲオニシモツケ (オニシモツケに似て、花序に微毛があるもの。)

キョウガノコ (日本原産の多年草。紅紫色の花。)

コシジシモツケソウ (側小葉が少なく、托葉が草質、緑色で茎を抱く、園芸植物キョウガノコの原種。)

シモツケソウ (本州の関東地方以西、四国、九州に分布。山地の向陽地に群生する高さ0.3〜1mの多年草。)

●和名
鬼下野。
別名クサシモツケ。
●参考図書
高山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)