サフラン

最終更新日
2016/11/19
●学名
Crocuss sativus
●科名
アヤメ科クロッカス属
●花期
10月〜11月
●生育地
地中海東部。
●特徴

夏植え球根。 アテネ周辺に生育していた同属のカルトライティアヌス(2倍体)から選抜されたと考えられる。本種は3倍体である。葉は10以上と多く、開花前に伸長し開花後も伸びる。花は大きく淡紫色で香りがあり、葯は黄色、花柱は3裂して鮮血赤色で美しい。

サフランはCrocus satuvusの花柱枝を集めて乾燥させたものを呼んだが、後に花そのものをサフランと呼ぶようになった。1gには400本あまりの乾燥花柱枝が、花数なら薬140個が必要で、大変高価である。
花壇、鉢植え、水栽培で用いられる。花柱枝は通経や鎮痛の生薬、食品の香味料、化粧品など多目的に使われ、栽培していたものを観賞用にも用いられている。

●写真集

サフランサフラン 庭の秋

●育て方

繁殖は分球による。

●近縁種

クロッカス (耐寒性の強い秋植えの球根。)

●和名
●花言葉
陽気、喜び、愉快。
●参考図書
園芸植物(小学館)、園芸植物(山と渓谷社)