世界の熱帯から温帯にかけて70属1500種、日本に3属10種、日本の固有植物は1種3変種。
多年草で、葉は内側にたたまれて合成された剣状の単面葉を2列に互生し、花は3数性、両性で大型、美しいものがある。子房は会で3室、果実は刮ハで種子は多数ある。根茎と球根、花被片がほぼ同形、外花被と内花被は異型、花被は合成するなどによって大きく区分される。
Irisは「虹」の意味。アヤメ科のジャーマンアイリスにさまざまな色があることに由来する。
(印象)基本的には大柄な花で水を好む、という印象のアヤメ科だが、クロッカスや満州アヤメのように背が小さく、可愛らしい(花は大きめだが)のもいる。球根に根がびっしりからみついて、移植がしにくい気がする。


アヤメ屬(Iris)・・・北半球の温帯を中心に約300種が分布する。おもに根茎または球根をもつ多年草。葉は剣状または線状で、花は茎に頂生し、鞘苞内に1〜数花をつける。日本にはアヤメを含めて7種が分布している。



その他にキショウブ、シャガ、ダッチアイリス、ノハナショウブ、ハナショウブ(花菖蒲)、満州アヤメなどがある。
フリージア属(Freesia)・・・アフリカ南部のケープ地方の原産で11種がある。半耐寒性の球茎をもつ秋植えの多年草。フリージアなどがある。最終更新日 2018/02/26