シデシャジン

最終更新日
2019/09/10
●学名
Asyneuma japonicum
●科名
キキョウ科シデシャジン属
●花期
6月〜8月
●生育地

北海道、本州、四国、九州に分布し、山地に生える多年草。

●特徴

茎は高さ0.5〜1mになる。葉は互生し、上部の葉は小型で無柄、下部の葉は短い柄があり、卵形または長楕円形で長さ5〜12cm、先はとがり、ふちに不ぞろいの鋸歯がある。花は茎頂と上部の葉腋からのびた総状花序につく。花柄は短く1〜3mm、花冠は青紫色で基部から5深裂し、裂片は幅1〜2mmの線径で長さ約1cm、平開してそり返り、離弁花のように見える。花柱は花冠裂片がそり返るので長くつきでる。萼筒は短く、萼裂片は線形で全縁。

●写真集

シデシャジンの花シデシャジン 日光

●育て方

水切れしないようにする。
根が年々太くなるので、過湿にして腐らせないようにします。
株分けはあまりできません。無理に株分けせず、大きく育てましょう。
殖やすには種子がこぼれて、実生ができるほど殖えやすい草です。

●近縁種

タマシャジン (ヨーロッパアルプスに分布し、日当たりのよい草原に自生する。日本では園芸品種として流通する。)

●和名
四手沙参。
和名は、花冠が基部から細く裂けるのを、神前につける神の四手にたとえたもの。
●参考図書
山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)