ユキザサ

最終更新日
2018/04/08
●学名
Smilacina japonica
●科名
キジカクシ科ユキザサ属
●花期
7月〜8月
●生育地

日本各地に分布し、山地の林内に生える多年草。

●特徴

地下茎は直径4〜7mmで長く横に伸び、節ごとに根を出し、節間はつまらない。茎は高さ20〜60cmで1本立ちし、上部は傾斜し粗毛が多い。葉は卵状長楕円形で長さ6〜20cm、ややしわがあり、葉の両面、特に裏面の脈上に粗毛を有する。5〜7月、茎上部に長さ3〜4cmの白くて小さな花を多数咲かせる。花被片は狭い長楕円形で長さ3〜4mm。果実は液果で赤く熟す。

●写真集

ユキザサの花ユキザサ 花之江の郷

●育て方

風通しの良い日当たり、夏は半日陰で管理する。
灌水は1日1回を目安に与えるが、過湿に注意する。
肥料は有機質肥料を置き肥するか、薄い液肥を付き1〜2回程度与える。
中深鉢に硬質鹿沼土か硬質赤玉土を混ぜた用土で植え付ける。

●近縁種

ハルナユキザサ (群馬県榛名山で発見された、茎は高さ1.5m、葉は長さ20cmに達する大型種。) 

ヒロハユキザサ (本州中部地方以北の山地の針葉樹林に生える多年草。)

ヤマトユキザサ (大型で毛深く、雌雄異株。)

●和名
雪笹。
和名は白色の花と笹に似た葉に基づく。
●参考図書
山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)