カヤツリグサ科

カヤツリグサ科の実

学名:Cyperaceae

分類:単子葉植物

世界的に分布し、約70属4000種、日本に16属300種ある。多年草、まれに1年草や低木状のものがある。茎葉3陵形で中実。葉はふつう3列に互生。花は両性か単性、小穂の鱗片に腋生し、花被片は0〜多数、鱗片状か剛毛状。雄しべはふつう3個。子房は上位。果実は痩果、レンズ径か3陵形。
エジプトで紙として使われたパピルスがよく知られている。繊維作物や牧草として利用されるものもあるが、大半は雑草として扱われる。
Cypeirosはカヤツリグサのギリシャ語名による。

(印象)ワタスゲのように花よりも実が印象的な植物群で、花だけ見ると雑草扱いだ。

 

カヤツリグサ科の屬と花の紹介(四季の山野草編)


参考文献
日本の固有植物 (国立科学博物館叢書)   高山に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑) 園芸植物 (山渓カラー名鑑)

最終更新日 2018/02/26

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