クモマミミナグサ

最終更新日
2016/08/16
●学名
Cerastium schizopetalum var.bifidum
●科名
ナデシコ科ミミナグサ属
●花期
7月〜8月
●生育地
本州の北アルプス北部に分布し、高山の元暦地に生える多年草。
●特徴

高さ10〜20cm、花弁は3分の1くらいまで2裂し、先端はまるい。葉は線形〜狭楕円形で、長さ10〜15mm、幅1〜2mm、有毛で、やや質が厚い。茎と葉のふちはアン紫色。

●写真集
クモマミミナグサクモマミミナグサ 白馬八方尾根
●育て方

風通しの良い日当たりで管理し、乾き気味に育てる。特に真夏の過湿・蒸れに注意する。

肥料は少なめで、春・秋に薄い液肥を与える。

植え替えは春か秋に、硬質赤玉土、硬質鹿沼土、軽石の混合土などを用いて水はけ良く植え付ける。

実生は採り播きにする。

●近縁種

オオバナノミミナグサ (海岸の岩地に生える多年草。全体に軟毛が生える。)

オランダミミナグサ (ヨーロッパ原産の多年草。帰化植物。)

ミミナグサ (日本全国に分布。道ばた、畑などに生える多年草。)

ミヤマミミナグサ (本州の中部地方に分布。高山の岩礫地に生える小型の多年草。)

●和名
雲間耳菜草。別名クモイミミナグサ。
●参考図書
高山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)