ミヤマキンポウゲ

最終更新日
2016/05/01
●学名
Ranunculus acris var.nipponicus
●科名
キンポウゲ科キンポウゲ属
●花期
7月〜8月
●生育地

日本固有種。北海道、本州(中部地方以北)に分布する。亜高山帯〜高山帯の湿った草地に生える多年草。
基準法本は白馬岳。

●特徴

花序は集散状、花は数個。茎に上向きの毛がある。葉芯は3深裂、個裂片はさらに2中裂するのを特徴とする。
高さ10〜50cm、茎は1〜数個が叢生し、上部で分枝する。根生葉は数個、長い柄があり、上向きまたは寝た毛がある。葉芯は幅2.5〜8cm。花は直径1.5〜2cm。痩果の花柱は長さ0.5mmで、かぎ形に曲がる。

●写真集

ミヤマキンポウゲミヤマキンポウゲ

●育て方

日当たりのよい場所で管理。

灌水は乾き過ぎない程度とし、肥料は置き肥する。

植え替えは硬質鹿沼土とエゾ砂の混合土など水はけをよくした土で植え付ける。

●近縁種

キンポウゲ (日本全国、台湾、中国、朝鮮半島に分布。日当たりのよい山地や野原に生える多年草。)

ケナシミヤマキンポウゲ (茎がほとんど無毛のもの。)

コミヤマキンポウゲ (岩礫地に生え、小形で花が1〜2個しかないもの。)

バイカモ (北海度、本州に分布し、浅くてきれいな水中に生える多年草。)

ヒメリュウキンカ (原産地はイギリス。ユーラシア大陸に広く分布。山野の湿った草原や川沿いの林床 などで生育。)

ヤエミヤマキンポウゲ (八重咲き「品)

●和名
深山金鳳花
●参考図書
高山に咲く花(山と渓谷社)