オカトラノオ

最終更新日
2016/02/19
●学名
Lysimachia clethroides
●科名
サクラソウ科オカトラノオ属
●花期
6月〜7月
●生育地
野や山、丘陵などの日当たりの良い草地に多い多年草。北海道、本州、四国、九州に分布。
●特徴

地下茎を長く伸ばし、茎は丸く直立、高さ60〜100cmになる。葉は互生し、端が差6〜15cm、幅2〜6cmの長楕円形〜披針形で先が尖り、短い柄を持つ。表面全体と裏面脈上に短毛がある。

6〜7月に茎頂に一方に傾いた長い総状花序をつくり、花穂は10〜20cmで、白色の花を多数つける。

●写真集

オカトラノオの花オカトラノオ 太平山の自然

●育て方

日当たりと風通しの良い場所で管理し、水切れさせないように注意する。

肥料は有機質肥料を置き肥する。赤玉土・硬質鹿沼土の混合土で中深鉢に水はけ良く植え付ける。

草丈が5〜10cmになった頃に茎を半分に切りつめ、胴吹きさせるようにすると小さく仕立てられる。増殖は株分け。

●近縁種

クサレダマ (別名イオウソウ。野や山の湿地に生える多年草。)

コスナビ (平地から山地の道端や草原に普通に生える多年草の小さな花。)

ヌマトラノオ (湿ったところに地下茎をのばして群生する多年草。)

ハマボッス (海岸に生える無毛の2年草。)

ミズトラノオ (近縁種。湿原や水辺に生える。)

ミヤマタゴボウ (別名ギンレイカ。山地の湿った日陰に生える多年草。)

ヤナギトラノオ (和名は葉がヤナギのように細いトラノオの意味で、寒地の湿地にまれに生える多年草。)

●和名
丘虎の尾。花穂がトラの尾のようだというので、この名がある。
●参考図書
日本の山野草(NHK出版)、日本の野草(山と渓谷社)