ヤマジノホトトギス

最終更新日
2016/02/02
●学名
Tricyrtis affinis
●科名
ユリ科ホトトギス(トリキルティス)属
●花期
8月〜10月
●生育地
北海道(西南部)、本州、四国、九州に分布し、山野の林内に生える多年草。
●特徴

高さ30〜60cm。茎に下向きの毛が密生する。葉は長さ8〜18cm、花は茎の先や葉腋につく。花被片には紅紫色の反転がある。

●写真集

ヤマジノホトトギスヤマジノホトトギス 野山の夏

●育て方

年間を通して半日陰か朝日のみ当たる場所で管理する。

植え替えは芽出し前か秋に株分けをかねて行う。赤玉土・鹿沼土の混合土で植え付ける。

増殖は株分け・実生・挿し芽ができる。タネは早春に播くと、早ければその年に花が見られる。挿し芽は5〜6月に下葉3〜4枚を残して切り取り、2節で切って挿す。

●近縁種

シロホトトギス (ホトトギスの斑点の色素が抜けた純白花。「白楽天」の園芸品種名で親しまれている。)

サツマホトトギス (ホトトギスの茎や葉に毛のない種が鹿児島県に分布。)

タマガワホトトギス (本州、四国、九州に分布し、山地の谷沿いや湿った林内に生える多年草。)

ホトトギス (山地の林内や崖などの半日陰地に生える多年草。白地に濃紫斑のある花を上向きに咲かせる。)

ヤマホトトギス (山野の林内に生える高さ40〜70cmの多年草。ヤマジノホトトギスに似るが、花が散房花序型である。)

●和名
山路の杜鵑草。
●参考図書
園芸植物、山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)