オニイワタバコ

最終更新日
2016/10/08
●学名
Ramonda myconi
●科名
イワタバコ科オニイワタバコ属
●花期
5月〜6月
●生育地

原産地はスペイン・フランス国境のピレネー山脈。湿り気のある日陰の岸壁や岩の裂け目に生える。

●特徴

イワギリソウの葉柄を欠いたようなものだが、イワギリソウのようなやわらかみはない。
花は通常紫色だが、紅に近いものから白まで変化がある。

●写真集

オニイワタバコの花オニイワタバコ 春の庭

●育て方

強い光線に当てないで、乾燥させなこと。棚下などいくぶん風通しがよく、湿気を保てる所に置く。

増殖は実生の発芽率もそれほど悪くないが、発芽後の生長が極端に悪いのが欠点。種子は一度にたくさん得られるので、気長に待つつもりなら大量にできる植物。
少しずつ増やすなら葉挿しが良いでしょう。

●近縁種

イワギリソウ (山地の陰地や岸壁に生える多年草。淡紫色の花を多数横向きに咲かせる。)

イワタバコ (本州、四国、九州の山地や渓流の岩肌、滝の苔むした岸壁などに群生する。)

ケイワタバコ (中部、近畿地方に分布。イワタバコの品種で、花茎、菊、葉の裏面の脈上に毛があり、花期が少し早い。)

●和名
鬼岩煙草
別名ピレネーイワタバコ。
●参考図書
別冊趣味の山野草 栽培大辞典(月間さつき研究者)、山草辞典(栃の葉書房)