節分草・セツブンソウ

●学名 Eranthis pinnatifida 最終更新日 2011/11/13
●科名 キンポウゲ科セツブンソウ(エランシス)属  
●花期 3月〜4月 節分草・セツブンソウ
●生育地

学名のエランティスは、春と花の2個の言葉でなり、春を代表する花の意。世界で7種知られ、日本には1種が生育する。
セツブンソウは石灰岩質を好み、本州の関東地方以西の低山地の落葉樹林下、山麓続きの田園の土手などにしばしば群落を成して生える多年草。

高さ5〜10cm。花は茎の先に1個つき、直径2cmくらい。花びら状の萼片が5枚あり、花弁は小さく黄色の蜜腺となっている。葉は細かく線状に裂ける。

●栽培(育て方)

早春植物独特の性質を考慮した栽培が必要。葉はできるだけ枯らさずに長く保ち、希釈液肥で肥培に努めること。塊茎の上下が判明しにくいので気をつける。逆さに植えると発芽せずに腐ってしまうことがある。

植え付けは5〜10球を目安に、深めで水はけの良い4〜5号鉢を用い、硬質鹿沼土4、軽石砂4、赤玉土2を混合した水はけの良い用土で植え付ける。
植えつけ、植え替えとも新芽の動く前の休眠中が適期(7〜9月中旬)。植替えは3〜4年に一回。

2〜3月は日なたに置き、花後は、風通しが良くて、直接雨の当たらない半日陰へと移動する。

水やりは芽出し時〜4月は多めに与え、休眠後は過湿にならないよう、表土が白く書くのを見て控えめにやる。

施肥は植え付け時に、緩効性化成肥料を元肥とする。表面の鉢縁2〜3ヶ所へ有機性の固形肥料を置肥し、植え替えしない鉢も毎年同時期の施す。4〜6月に2000倍程度の希釈液肥を水やり代わりに与える。
殖やし方は実生による。開花後、約1ヶ月で袋果が割れる。種子の落ちる前に採取して、細かめの用土にまく。翌春には1枚葉が萌え、3〜5年で咲く。

●露地植えのポイント
春は陽が良く当たり、夏は涼しい木陰ができる長雨のかからない場所を選ぶ。庭土を30cm掘り、粗砂を10cmほど敷き、緩効性化成肥料を小さじ1杯分、適度な間隔で入れる。次に掘り上げた庭土に軽石系砂を等合し、腐葉土あるいはパーク堆肥少々をよく混ぜ、塊茎の頂部が、庭土の表面下2〜3cmになるように植えつける。

●近縁種

エランティス・キリキカ (黄花種、トルコやイラク、アフガニスタンなどが原産地。)

キバナセツブンソウ (黄色い花と筒状の花弁が国内種との区別点。フランス、イタリア、ブルガリアなどが原産地。広く販売されている。)

ヒナマツリソウ (雛祭りの季節に咲くので名づけられた。韓国産で花は国内種よりやや大きい。花弁は筒状。)

●和名 節分草。和名は節分(旧暦)ごろ開花することによる。
<参考図書> 園芸植物(山と渓谷社)、日本の山野草(NHK出版)、山野草大百科(講談社)
セツブンソウ2010 四季の山野草〜星野の早春
セツブンソウ2000 四季の山野草〜星野の早春
セツブンソウ(八重咲き) 四季の山野草〜星野の早春
セツブンソウ、節分草'98 四季の山野草〜星野の早春
セツブンソウ、節分草 四季の山野草〜庭の早春
セツブンソウ 花の写真ギャラリー [ i ]
セツブンソウ 植物図鑑・撮れたてドットコム
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