タニギキョウ

最終更新日
2018/03/28
●学名
Peracarpa camosa
●科名
キキョウ科タニギキョウ属
●花期
6月〜9月
●生育地

北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の木陰に生える多年草。

●特徴

高さ10cmほどで、葉は比較的上部にまばらに互生し、長さ5〜15mmの柄があり、卵円形で長さ8〜25mm、表面にやわらかい短毛を散生し、ふちに粗い鋸歯が数個ある。茎頂または上部の葉腋から花柄を立て、白色の鐘形の花を上向きに1個つける。花冠は長さ5〜8mm、先は5深裂する。雄しべは5個。果実は細い弱々しい柄の先に上向きにつくが、熟してくるとしだいに下向きとなる。

●写真集

タニギキョウの花タニギキョウ 鳩待峠

●育て方

-

●近縁種

イワギキョウ (北海道、本州(中部以北)、千島ほか。高山帯のやや湿った岩場に生える多年草。)

キキョウ (日本、朝鮮半島、中国に自生する多年草。)

チシマギキョウ (北海道・本州の中部地方以北の高山の礫地や岩の割れ目などに自生。葉の表面に光沢があり、花は横向きに咲いて、花冠の内側と裂片の縁に長い毛があることでイワギキョウと区別する。)

ベルフラワー (南ヨーロッパ原産の矮性種。)

ホタルブクロ (ヤマホタルブクロの母種。ヤマホタルブクロより低地に生え、野原や丘陵に多い多年草。花冠はヤマホタルブクロに比べるとやや淡い色のものが多い。萼片の湾入部にそり返った付属体がある。)

ヤツシロソウ (九州の山地にまれに生える多年草。)

ヤマホタルブクロ (ホタルブクロの変種。萼裂片に反り返る付属体がない。)

●和名
谷桔梗。
●参考図書
山に咲く花(山と渓谷社)