シロヤシオ

最終更新日
2015/12/06
●学名
Rhododendron quinquefolium
●科名
ツツジ科ツツジ属
●花期
5月〜6月
●生育地

東北から近畿、四国。山地から深山にかけての林の中や、岩の多い林縁などに生える落葉低木。

●特徴

高さ4〜6m。花は葉と同時に開き始め、枝の先端に直径3〜4p、先は5つに裂け、おしべは10本で白色の花をやや下向きに開く。枝はよく分枝する。葉は5枚が輪生し、約3cmの楕円形で縁は全縁、裏面の基部には白毛がある。

愛子内親王様の御印である。

●写真集

シロヤシオの花シロヤシオ 日光・白根

●育て方

春・秋は風通しの良い日当たり、夏は直射日光を避けて管理する。冬は寒風と霜に注意して保護する。

水はけの良い、肥沃な酸性土壌に植える。温暖地で栽培する場合、夏の暑さをいやがるため、小鉢づくりには向かない。また、木がかなり大きくならないと花をつけないので、大鉢にゆったりと植えるか、土づくりを完全に行ったところに地植えするのが懸命。

灌水は1日1回を目安に行い、過湿にしない。

肥料は春の芽出し前と秋に置き肥を施す。

植え替えは芽出し前に行う。

●近縁種

アカヤシオ (福島県から三重県に分布。 花は淡い紅色で、枝先に1輪つける。 )

クロフネツツジ (朝鮮半島北部から中国東北区にかけて分布し、日当たりの良い山野など、低木が点在するような所に自生している落葉低木。)

ゲンカイツツジ (日当たりのよい岩場などに自生する落葉低木。)

ムラサキヤシオツツジ (深山や高山に生える高さ1〜2mの落葉低木。)

レンゲツツジ (高原などに大群生し、高さは1.5mほどになる。)

●和名
白八汐。花が白いことによる。
葉が5枚輪生するのでゴヨウツツジ、老木になると木肌が松にそっくりなのでマツハダの別名を持つ。種族としてはアケボノツツジと近い。
●参考図書
山草図鑑、別冊趣味の山野草(神戸山草会編)、栽培大辞典(栃の葉書房)