セリ科

セリ科の花

学名: Apiaceae

分類:双子葉植物

セリ科は主に北半球に428属3500種。日本に31属79種。日本の固有植物は27亜種27変種、2つの固有属を含む。APGV分類体系では一部の属がウコギ科へと移動している。
ほとんどが直立する多年草で一年草と木本もある。葉は互生、多くは羽状に細裂した複葉となる。散形または複散形花序に小さな多数の5弁花をつけ、果実が熟すると2つの分果に分かれて、中軸の先にぶら下がる。
特有の芳香があり、ニンジン、セロリ、パセリ、三つ葉、セリなどの野菜、トウキ、ミシマサイコの薬用、ウイキョウ、ディル、コエンドロなどの香辛料がある。

(印象)セリ科の白い花は山で見ると清楚なのに柄が大きくて派手さもある。平地では大きすぎて邪魔な存在になりそうだが、とても素敵な花たちだ。

せり科の屬と花の紹介(四季の山野草編)


参考文献
日本の固有植物 (国立科学博物館叢書)   高山に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑) 園芸植物 (山渓カラー名鑑)

最終更新日 2020/12/27

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