 
    主に北半球の温帯域に約60属1100種、日本に22属115種。日本の固有植物は15属70種45変種。APGV分類体系では多系統群であることが示されている。木本及び草本性のアジサイ科、草本のみとなるウメバチソウ属(ニシキギ科に含まれる)が他と類縁の遠いものとしてまず隔てられ、さらに草本のみから成り萌果をつける狭義ユキノシタ科、木本のみから成り液化をつけるスグリ科、木本のみから成り萌果をつけるズイナ科に分けられる。
(印象)ユキノシタ科は湿気が必要というのが、素直な印象だ。我家では、ユキノシタとダイモンジソウ、クモマグサに挑戦したことがあるが、ユキノシタを除いて2シーズン目に花を見たことがない。残りのユキノシタも2〜3年おきに花を見る程度で今ひとつである。水やりもやらない、不遇な庭だからしょうがないのだが・・・
      このページを作り始めてわかったのだが、アジサイも元は同じユキノシタ科だったんですね(今は新エングラー体系とかで別の科に扱っている)。アジサイを見に行くと、同じところにユキノシタが咲いていることが多く仲が良いなどかってに思っていたのですが、性質が似ているということでした。
 イワヤツデ属(Mukdenia)・・・この属にはタンチョウソウがある。
イワヤツデ属(Mukdenia)・・・この属にはタンチョウソウがある。 ズダヤクシュ属(Tiarella)・・・北米に4種、東アジアからヒマラヤにかけて1種がある。根出葉をもつ多年草。花は総状または円錐花序につき、小形で白色。
ズダヤクシュ属(Tiarella)・・・北米に4種、東アジアからヒマラヤにかけて1種がある。根出葉をもつ多年草。花は総状または円錐花序につき、小形で白色。 ツボサンゴ(ホイヘラ)属(Heuchera)・・・約55種の常緑または半常緑の宿根草で、来たアメリカのロッキー山脈からメキシコに分布する。ツボサンゴなどがある。
ツボサンゴ(ホイヘラ)属(Heuchera)・・・約55種の常緑または半常緑の宿根草で、来たアメリカのロッキー山脈からメキシコに分布する。ツボサンゴなどがある。

 ネコノメソウは日本各地のやや開けた湿地に普通に見られ、雄蕊が4個であり種子に1稜がある。ハナネコノメ、キイハナネコノメ、キバナハナネコノメはその変種でそれぞれ、本州近畿地方以北、紀伊半島、東海地方に分布する。萼片の色や形態および葯の色などで区別される。
ネコノメソウは日本各地のやや開けた湿地に普通に見られ、雄蕊が4個であり種子に1稜がある。ハナネコノメ、キイハナネコノメ、キバナハナネコノメはその変種でそれぞれ、本州近畿地方以北、紀伊半島、東海地方に分布する。萼片の色や形態および葯の色などで区別される。 ヤグルマソウ属(Rodgersia)・・・東アジアに分布し、6種知られている。
ヤグルマソウ属(Rodgersia)・・・東アジアに分布し、6種知られている。 ユキノシタ屬(Saxifraga)・・・北半球およびアンデス山脈の温帯域の山地から高山帯にかけて約480種、日本に65種が分布する。近年の分子系統解析からは、多系統群であり、それぞれ390種、90種からなるSaxifraga属とMicranthes属からなることがわかっている。葉は単葉。根出葉のみまたは茎葉をあわせもつ。花序は集散花序。雄しべは10個、子房上位または中位で2室。
ユキノシタ屬(Saxifraga)・・・北半球およびアンデス山脈の温帯域の山地から高山帯にかけて約480種、日本に65種が分布する。近年の分子系統解析からは、多系統群であり、それぞれ390種、90種からなるSaxifraga属とMicranthes属からなることがわかっている。葉は単葉。根出葉のみまたは茎葉をあわせもつ。花序は集散花序。雄しべは10個、子房上位または中位で2室。 センダイソウは本州(紀伊半島)、四国、九州に分布し、花は左右相称で、上部の花弁に斑点がない。イズノシマダイモンジソウは本州(千葉)と伊豆諸島に分布し、花柄には長い腺毛があり、葉は浅く切れ込み、10月〜1月に開花する。ウチワダイモンジソウは本州(東北〜中部、紀伊半島)、四国、九州(屋久島以北)に分布し、花柄の腺毛は細かく、葉は倒卵形から円形で、ふつう基部は楔形で、7〜10月に開花する。ナメラダイモンジソウは本州(長野西部、岐阜、近畿北部、中国地方)、九州北部に分布し、葉は円形から広円形で、深く5〜7裂する。エチゼンダイモンジソウは本州(福井、石川)に分布し、根茎は長く這って分枝し、ときに走出枝を出す。ジンジソウは本州(関東以西)、四国、九州に分布し、上部の花弁には斑点があり、葉はふつう中裂する。ツルジンジソウは九州(熊本、長崎)に分布し、少数の細長い匍匐枝がある。ハルユキノシタは本州(関東、中部、北陸、近畿)に分布し、ジンジソウに似るが、春に開花し葉はわずかに浅裂する。クロクモソウは本州(近畿以北)、四国、九州に分布し、花は放射相称、花弁は紫褐色から淡緑色で、花盤は環状で顕著に隆起する。フキユキノシタは北海道、本州(福井以北)、四国(剣山)に分布し、花弁は白色で、花盤は目立たない。タテヤマイワブキは本州中部(富山県立山)に分布し、葉柄、花柄、花序軸に長い毛があり、花弁は長さ5oほどである。エゾノクモマグサは北海道(夕張岳)に分布し、萼筒は発達せず皿状で、花弁には黄色または紅色の斑点がある。クモマグサは本州(中部)に分布し、エゾノクモマグサに似るが、花弁には斑点がない。ユウバリクモマグサは北海道(夕張岳)に分布し、葉の先端は3裂し、腺毛がある。
センダイソウは本州(紀伊半島)、四国、九州に分布し、花は左右相称で、上部の花弁に斑点がない。イズノシマダイモンジソウは本州(千葉)と伊豆諸島に分布し、花柄には長い腺毛があり、葉は浅く切れ込み、10月〜1月に開花する。ウチワダイモンジソウは本州(東北〜中部、紀伊半島)、四国、九州(屋久島以北)に分布し、花柄の腺毛は細かく、葉は倒卵形から円形で、ふつう基部は楔形で、7〜10月に開花する。ナメラダイモンジソウは本州(長野西部、岐阜、近畿北部、中国地方)、九州北部に分布し、葉は円形から広円形で、深く5〜7裂する。エチゼンダイモンジソウは本州(福井、石川)に分布し、根茎は長く這って分枝し、ときに走出枝を出す。ジンジソウは本州(関東以西)、四国、九州に分布し、上部の花弁には斑点があり、葉はふつう中裂する。ツルジンジソウは九州(熊本、長崎)に分布し、少数の細長い匍匐枝がある。ハルユキノシタは本州(関東、中部、北陸、近畿)に分布し、ジンジソウに似るが、春に開花し葉はわずかに浅裂する。クロクモソウは本州(近畿以北)、四国、九州に分布し、花は放射相称、花弁は紫褐色から淡緑色で、花盤は環状で顕著に隆起する。フキユキノシタは北海道、本州(福井以北)、四国(剣山)に分布し、花弁は白色で、花盤は目立たない。タテヤマイワブキは本州中部(富山県立山)に分布し、葉柄、花柄、花序軸に長い毛があり、花弁は長さ5oほどである。エゾノクモマグサは北海道(夕張岳)に分布し、萼筒は発達せず皿状で、花弁には黄色または紅色の斑点がある。クモマグサは本州(中部)に分布し、エゾノクモマグサに似るが、花弁には斑点がない。ユウバリクモマグサは北海道(夕張岳)に分布し、葉の先端は3裂し、腺毛がある。 ダイモンジソウ、ミヤマダイモンジソウ、ユキノシタなどがある。
ダイモンジソウ、ミヤマダイモンジソウ、ユキノシタなどがある。参考文献
日本の固有植物 (国立科学博物館叢書)
  
高山に咲く花 増補改訂新版 (山溪ハンディ図鑑)
園芸植物 (山渓カラー名鑑)
最終更新日 2018/04/30