キバナノコマノツメ

最終更新日
2017/12/10
●学名
Viola biflola
●科名
スミレ科スミレ属
●花期
6月〜8月
●生育地

北海道、本州(中部地方以北)、四国(剣山、東赤石山、石槌山)、九州(屋久島)。終北極地方に分布し、亜高山帯〜高山帯の礫地、いわば、開けた草地に生える多年草。

●特徴

高さ3〜15cm。花は黄色、側弁は無毛で斜め上向き、花弁は長さ8〜13mm。唇弁の距は長さ約1mm。花柱も果実も無毛。葉は両面とも短毛があり、光沢がない。

●写真集

キバナコマノツメの花キバナコマノツメ 白馬八方尾根

●育て方

黄花のスミレは高山性が多く、栽培はどれもやさしくない。

日当たりで管理するが、夏は半日陰で涼しく育て、冬は寒風が避けられるよう保護する。

灌水は1日1回を目安にし、肥料は時々薄い液肥を与える。

植え替えは春の芽出し前が適期。

硬質鹿沼土・軽石の混合で植え付ける。鉢は深鉢で素焼きが望ましい。

増殖は株分け・実生・根伏せによる。

栽培では4〜5月に開花。

●近縁種

エイザンスミレ (本州〜九州の山地の木陰に自生。花は大型で淡紅紫色か白色花もあり、葉の切れ込みが大きく芳香がある。花期は4〜5月。)

オオタチツボスミレ (日本各地に分布するが、日本海側に多く見られる。大柄で、距は白色。)

オオバキスミレ (北海道から近畿地方までの、主に日本海側の多雪地に生える。)

キスミレ (日当たりの良い山地の草地に生える多年草。)

シソバキスミレ (北海道夕張岳に分布。葉が厚く、艶があり、シソに似た葉を付ける。)

ジョウエツキバナノコマノツメ (谷川岳と至仏山の蛇紋岩地に生えるキバナコマノツメの変種。)

スミレ (日本全国に分布し、日当たりのよいところに生える多年草)

タカネスミレ (北海道・本州の中部地方以北に分布、高山の砂礫地に自生。)

タチツボスミレ (日本全国の山野に分布。低地〜山地に群生する。最も普通に見られるスミレ)

ナガハシスミレ (本州北部〜鳥取県ノ日本海側の山地に自生。長い距が特徴。花期は4〜5月。基本種は北アメリカ産。)

ニオイタチツボスミレ (北海道の函館から九州の屋久島まで、ほぼ日本全土の日当たりのいい草地などに生える。)

パンジー (花径10〜12cmの超巨大輪種、大輪種、中輪種、ビオラと呼ばれる小輪多花性種がある。)

ミヤマキスミレ (北海道から中部地方以北の日本海側に生える。)

ヤクシマスミレ (徳之島、奄美、屋久島、沖縄本島北部に生える小型のスミレ)

●和名
黄花の駒の爪。
●参考図書
高山に咲く花(山と渓谷社)、山草図鑑(栃の葉書房)