コマクサ(駒草)
2018/04/01 (since2009/07/06)
高山植物の女王
コマクサは、美しい花と、常に砂礫が動いて他の植物が生育できないような
    厳しい環境に生育することから「高山植物の女王」と呼ばれている。
斜面一面に咲くコマクサの群落だが、背の低いコマクサは退いて撮ると
  がれきに埋もれてしまいよくわからないので、アップで1枚。
  山道からだと×2のテレコンを用いて、600mm相当でも、この感じです。
  群落といっても間隔としては数mおきに1株、写真のように咲いていました。
一度、コマクサを自宅の庭に植えたことがある。
  今思えば、上の写真のような環境で育つコマクサを平地の蒸し暑い土で
栽培しようということ自体無謀だった、ということがよくわかる。
当然、ひと夏の体験に終わったわけだが、可愛かった! いい思い出だ。
EOS KISS Digital N, EF70-200mm F2.8 ×2
1/800s,F5.6
 
  魔王岳の巨岩の足元で凛として主張するコマクサ。
 
  尾根筋で青空に映えるコマクサの図。
魔王岳
剣ヶ峰登山道のコマクサと違い、
    魔王岳のコマクサは登山道の近くにあって、花数も多かった。
 
  魔王岳を背景にコマクサのお花畑。
 
  逆光でもないのにコマクサの花が光り輝くんだ。すごい眺め!
 
  上から見下ろしたコマクサのお花畑。
  たしかにコマクサの周囲に他の草が生えない。
剣ヶ峰登山道
剣ヶ峰登山道のコマクサは黒っぽい色の礫地に咲いていて
    濃いピンク色の花色がより際立つようだ。
 
  礫地で孤独を楽しむコマクサ、気品のある姿だ。
畳平から剣が峰に向かう途中、最初に出会ったコマクサ。
  多分、富士見岳の麓だったと思います。
自然に咲くコマクサとの初めての出会い、しかも予習してこなかったので、
ここでコマクサを見ることができるとは思っていなったこともあって、しばし感動。
これだけでも、乗鞍岳まで来た甲斐があった!
EOS KISS Digital N, EF70-200mm F2.8 ×2
1/800s,F5.6
桔梗ヶ原〜畳平
畳平のお花畑ではコマクサを見かけることはなかったが、
    桔梗ヶ原に向かって歩いていくと所々にコマクサの群落を見ることができた。
 
  イワギキョウやシロツメクサが周囲に生えるが、
  コマクサが生える場所は、さらに環境が厳しいところなのか、
  これらの花は遠巻きに控えているだけだ。さすが!高山植物の女王。
 
  コマクサが他の植物の中に埋もれることはないようです。
 
  ついには、点々とコマクサしか生えることのない大地が続きます。
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